自己最大距離の日帰りロングライド

修士2年の嶋です。

北海道では朝晩に気温一桁がちらほら見られるようになりました。

サイクリングで北海道を堪能をするつもりでキャンプ道具を購入し、様々なキャンプ場で何度か使いましたが、もう寒くて野宿はできません。かといって宿を取って一泊するのはお金もかかるし、予約もめんどくさい…

 

それなら日帰りで行けばいいのではないか?

ということで、日帰りで過去最高距離275キロサイクリングを実施しました。日もだいぶ短くなり、山道で夜を迎えたくはないという事で出発は夜中1:30。

ルートは以下の通り。

ルートは以下の通り。

あえて峠を通り、目的地である岩内町から倶知安へ抜けるニセコパノラマラインへ。獲得標高は3600m。

 

①札幌~古平町

国道5号線と国道229号で比較的大きな道路でこれまで何度も通っているという事もあり、夜中でも問題なく走れました。空には雲もなくきれいな星空を見ることが出来ました。しかし天気予報でみたよりも気温が低く、調べたらたったの7度で、上着をマウンテンパーカー1枚しかもっていないことに後悔しました。

冬の星座で有名なオリオン座が見えました。

 

②古平町~当丸峠~岩内町

日の出の同時に当丸峠へ。

当丸峠は積丹半島を横断する道路で。泊原発の事故の際の避難道路しての役割があり、途中にはスノーシェルターがいくつもあります。

 

峠の標高は600mありますが、難易度は高くはなく緩やかな勾配がだらだらと続きます。中山峠+αかな?

朝日に照らされた木々がとてもきれい。

 

問題は下り。朝6,7時のダウンヒルは地獄。気温が低いのに、山の西側という事もあり日は全く差さず、風も冷たい。速度はぐんぐん上がり過去最高の60キロ越え。山を降りた頃には溺死状態でした。

路面に細かい溝があり、たまにヒヤッとするけど路面はきれいでとても良い峠でした。

札幌近郊に欲しい…

 

③岩内町~ニセコパノラマライン~倶知安

9時前には岩内町に到着し、セコマでお財布にやさしい118円のパスタでエネルギー補給。

目的のニセコパノラマラインへ。標高は800mなので、中山峠と同じ。距離も長めなので結構楽観視していましたが間違いで、そもそも峠の開始時の標高が300mも違いました…笑

平日という事もあり交通量はかなり少なく、最初はとても楽しく上ることが出来ました。しかしこの時点で、距離100キロ+峠を走っており、下りと平地がないため中盤をすぎてからは疲労との闘い。終盤は何度も休憩しながらのヒルクライムとなりました。

ニセコパノラマラインからの岩内町の風景。左側に見える白い建物が泊原発。天気は最高☀

 

頂上の少し手前には、レストハウスがありそこから1kmほど歩くと神仙沼があります。

遊歩道が整備されていますが、左右に植物が生い茂っているので対抗者とすれ違うことは難しいです。

標高が高いこともあり、神仙沼周辺にはすでに秋が訪れていました。

 

ニセコパノラマライン、頂上付近。道路のうねりがすごい。

 

ダウンヒルだと喜び、倶知安方向に曲がったところで表れた激坂。下った分を昇らされ、再び獲得標高800mへ。

温泉で有名な五色温泉を通過すると本当のダウンヒル区間へ。最初は対向車とすれ違うのが難しいぐらいの狭い道路。その後2車線に戻り自然豊かな道を一気に下ります。途中から羊蹄山が顔を出しました。この坂の終わりが倶知安町の市街地です。

 

④倶知安町~毛無峠~小樽~札幌

倶知安の有名グルメ豪雪うどんの店がやっておらず、ラーメンを食した後この日最後の峠である毛無峠へ挑みます。ここからは国道393号線、メープル街道へ。調べてみると2006年まではダートも残っており、北海道最後の”酷道”と呼ばれていたらしい…

倶知安方面から道はとてもきれいで、景色も良き

 

毛無峠は下りが急カーブ、急こう配、交通量が多く、砂利があり路面状況も悪いといった最悪のコンボ。

下り坂の途中にはおたるワインギャラリーがありました。今度行ってみたい。

 

毛無峠頂上。峠には今何号目かという看板があり、気持ち的には楽。登りは道もきれいで上りやすい。

 

毛無峠頂上付近から、朝里の市街地を見下ろす。車では停車は難しいところですが、自転車なら難なく止まって写真を撮ることができます。こういうところが自転車の魅力です。

 

札幌着は18:30.さすがに疲れたサイクリングでした。

11月の中旬には雪が降るので、あと行けても1,2回ですかね… さみしい

 

 

2019年10月06日